2010年03月07日
海外からのお客さんのツボとは?
先週上司の役員と研究所めぐりをしました。現地の担当者がプレゼンをしてくれたり、見学のツアーを案内してくれたりしました。
前の外資系企業に務めていた時には、よくイギリスから偉い人が視察に来てそのたびに準備に大騒ぎになっていたのを懐かしく思い出しました。やれポスターの印刷が不鮮明だの、このポスターははずそう、とか夜遅くまでかかっていました。当然英語でのリハーサルもやりました。
海外の人を案内する場合のポイントを今までの経験からまとめてみます。
1)字は少なく。メインメッセージだけ伝えよう。
彼らは詳細な科学的な説明などには興味はありません。必要ならば彼らのほうから質問してきますので、最初からそれに備えてポスターを作るとえらく見にくいものになってしまいます。
2)とにかく笑顔。自分の日常を知ってもらう。
彼らはどのような人がどんなことを考えて働いているかに興味があります。あなたの関心やどんなことに苦労しているか、といった話を交えるとプレゼンもとっても生き生きとしたものになります。
3)英語は棒読みでも構わない。
彼らは我々が英語が苦手なことはよくわかっています。ですので、原稿を手元に持ってそれを読んでも全然かまいません。気をつけるのは、15秒に一度は相手と目をあわせることです。それと、相手に質問をする間を与えることです。彼らは聞きたいことが聞けないと、非常に落ち着かない気持ちになって、あなたのプレゼンに集中しにくくなってしまうのです。
4)無駄になってもいいので次へのアクションを。
彼らは単にあなたの話を聞きにきているのではありません。どん欲に次のビジネスのネタを探しているのです。ですので、何でもいいので次につながるアクションが決まると彼らはすごく満足します。たとえ、日本にとって時間の無駄に思えるアクションであってもです。
情報を送る約束をする、サンプルを送る約束をする、そんな些細なことで構いません。会議の約束でもいいです。それらの約束は立ち消えになることが多々ありますが、それはそれでいいのです。こだわらず、水に流しちゃってください。でも、そういったつながりのタネが将来生きる局面が必ず来ますし、そのチャンスを逃さないように待っていましょう。
最後に、あんまり準備しすぎるとわざとらしい、堅苦しいツアーになってしまいます。海外の人たちは形式張った堅苦しいものは好きではありません。楽しくないし、コミュニケーションがとりづらいので。でもこういった準備の経験は若い人には特におすすめですよ。



